★ラガー箚記(50)★リーグワン2024ー2025勝手に展望! その2 中位勢の躍進はあるか?
- いのきち

- 2024年12月19日
- 読了時間: 4分
更新日:1月22日
昨年の5−8位の中位勢は、ほんのちょっとしたきっかけさえあれば、どこもプレーオフまで行けるチームたちでしょう。ここから、今季は上位に登ってくるチームがいると思います!

クボタスピアーズ
一昨年の覇者も、昨年は、マルコム・マークスが不在、フォーリー、押川のSO勢が怪我、SHもほぼ藤原一人だけ。15番のファンデンヒーファーもいませんでした。
出だしから苦しい戦い続き、早々に上位争いから離脱。
しかし、その間に、為房、江良などが台頭、藤原が完全にチームを背負うS Hに成長し、手薄だったセンター陣には、広瀬、二村が加入し、最後尾には山田響という顔も。
PR、HO、LO、FL、どの陣容を取っても、FWのラインナップは間違いなくリーグワン1でしょう。何と言っても、層が厚い。
さらに、何気にSHとして加入したプリン・ホールも大きいでしょう。試合のクローザーとしてきっと活躍するはずです。
キーとなるのはやはりフォーリーとマークスでしょう。この二人が1シーズンしっかり戦えるならば、若手とベテランが上手にミックスしたシーズンを送れそう。監督が引き続きルディケというのも、チームとしての一貫性を失わない強みになると思います。
捲土重来の期は熟しているかと。
予想:1位ー2位
トヨタヴェルブリッツ
いよいよ、痺れを切らしたハンセンが現場に登場。 長らく上からチームを見てきた名将が、いかにチームを導くのか。
それに合わせるかのように、チームとして1つのポイントだった「不動のSO」として松田を引っ張ってきました。彼は、腰掛けではなく、このチームに骨を埋める覚悟できているでしょう。(でなければ、わざわざTOPチームから移籍する必要がないです)
福田が抜けたのは痛いですが、アーロン・スミスが本気を見せてくるでしょう。
そして、バックス陣では、もともとランナーはたくさんいるわけですが、仕事人的な存在が不足気味なところを、マッガーンやマクカランという補強もしっかり考えられているのでは。
FW陣はもともと強烈です。多少セットプレーにでの安定をもたらすという意味でのHOには不安がありますが、彦坂と有田で踏ん張ってくれるでしょう。
あとは、反則が多かったり、チームとしてムラの多い試合展開、文化の部分を、どうハンセン監督が作り上げていくか。手腕を発揮しチームをまとめ上げれば、一気に最上位にくる可能性は十分にあると思います。
予想:3位ー4位
神戸スティーラーズ
リーグワントップクラスのアタック力を誇る神戸。 昨年はあと一方でプレーオフ、まで漕ぎ着けました。
ただ、今年はどうでしょう。
どうしても、このチームはセンターラインの弱さを感じます。 HOーSHーSOーFBというところですね。 HOは北出と松岡に外国人が加わりますがですが、やはり少し他のトップチームに比べると駒落ち。
SHも日和佐が頼りではどうか。そして、SOはガットランドが柱になっていますが、ここは、李とどうするのだろう。。そして、FBはいい加減山中頼みから脱しないと。。FBは、まだまだかもしれませんが、伊藤の将来性に賭けたいところでしょうか。
また、なんといっても、昨年から、サベアがいないというのは、大きな戦力ダウンと言わざるを得ないです。
CTB以下の陣容はリーグワン1ではないかというようなメンバーと厚みを誇っており、アタック力は間違いないチームです。ブルアの加入でランナーも層がとても厚い。
戦力は巨大なのですが、もう一つ御しきれないような気がします。今季は、いいところまでいきながら、惜敗、勝ちきれないようが気がします。
予想:7−8位
静岡ブルーレヴズ
仕事人集団。
FWのスタープレーヤーはクワッガぐらいですが、とにかく働くFW陣。そして、伝統の強いスクラム。そこに、去年は家村ータヒトゥアーピウタウが核となって、自在なアタックを展開。一気に攻撃力を開花させました。
どのチームにも好勝負するのだけど、勝ちきれない。そんな状態から脱するために必要なことは何か。
それはやはり、勝ち癖、ということになるでしょう。チームとしての。
その点でも、なんといってもシーズンのスタートの数試合、神戸、浦安、三菱の3連戦、ここを3連勝でスタートするようなことがあれば、今年は一気に波に乗っていくかもしれません。
キーマンは家村でしょう。彼が、クワッガに取って代わり、チームのリーダーとなって、戦うSOとして、キッカーとして、そしてタックラーとしてチームを率いていく存在になれるか。その片鱗は十分に見せてくれています。彼の成長次第では、プレーオフ圏内に滑り込める可能性が。
予想:5−6位

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