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リーグワン2025 前半戦を勝手に総括(3)チームごとの評価−2

  • 執筆者の写真: いのきち
    いのきち
  • 1月28日
  • 読了時間: 5分

後半は、トヨタ、静岡、相模原、リコー、ホンダ、浦安です。こうしてみると、リーグワンのD1のチームには「勝利が計算できる相手」というのは、もはやいない、ように感じます。


トヨタ

トヨタヴェルブリッツ

初戦のクボタ戦をみたら、今年は強いのか!と思いましたが、以降はあまりパッとしない試合内容が続いています。

特に、接点周りが強いけれど、圧倒できるというような試合が無くなってきているので、そこはチームとしてのストロングポイントとは言えなくなっているように見えます。


では、このチームの特徴はなんなのか?


FWは3列中心に強烈なメンバー構成ですが、やはり10番、松田のところが、まだチームにフィットしていないように見えて、彼がキックとパスでタクトを振るうというような印象の試合はありません。

なんなら、途中で後退して、ファルコンの方が目立つくらい。


アタックもディフェンスもそこそこ、セットプレーで圧倒するようなところもない。でも埼玉から4本のトライを平気で取る力もある。


何か、噛み合っていない、という印象がります。 松田がしっかりとチームをコントロールできるまで、もう少し時間が必要で、しばしチームとしても苦しい状態が続くのでは。


静岡


静岡ブルーレヴズ

スクラムという伝家の宝刀で、神戸と東芝をぶった斬ってきて、例年とは違うスタートを見せている静岡。


FWはセットプレーに強く献身的、タヒトゥア、ピウタウの強烈CTB陣に、WTBに強烈なランナーも追加。攻撃力は確実に増しています。


ただ、チームとしてのピースとしては、家村とSHのところがもう一つ。特に家村は、奮闘していますし、ディフェンスや激しさなど持ち前の闘将カラーで牽引していますが、いかんせん今季はキックが酷い。。まだ、ちょっと足が不安なのかな、、とも勘ぐったりします。

SHは北村が一気にブレイクしそうな感じもあります。


家村がチームを前に出すことができるようになり、テリトリーがしっかり取れる中で、最後のピース、まだこの状態でありがなら、はっきり言って「鳴りを顰めている」状態の、クワッガが大爆発!すれば、いよいよTOP4か。


あと、静岡は埼玉を苦にしないところがあるので、是非とも「また」埼玉をぶっ倒してほしい。雨や雪を希望!


相模原


三菱重工相模原ダイナボアーズ

2つの勝ち星はあるのですが、アレンゼ頼みというところで、決して状態はいいとは思えません。


特に、スクラムが改善されていない点と、反則がとても多い状態がチームの足を引っ張っています。


接点も強く、ディフェンスも確かなのですが、その中で、相手に継続をされるとどうしても反則を犯してしまう。それによりテリトリーを失い、モメンタムを失う。


強いポゼッションアタックを持っているのに、それを生かしきれていないように見えます。

あとは、やはりスクラムでしょう。5節の横浜戦は、スクラムでどれだけ反則を取られたか。。


規律とスクラム、この辺りの改善がないと、入れ替え戦も見えてきてしまうのでは。


リコー


リコーブラックラムズ

ペレナラが入って、足りなかったピースが加わるかと思いましたが、サントリーには激勝しましたが、引き続き「攻めるのだけどスコアが伴わない」試合が多いです。


得点数は浦安に次いで下から2位。

怪我人が増えているのも気になります。


特に、テリトリーの部分では、SOがいなくなってしまっているところもあり、かなり苦労をしているように見えます。その分、中盤から頑張って攻めるのだけど、肝心の22m内で決めきれない。


セットプレーも、接点も、ディフェンスも確かで、アタックにはいいランナーも多いのですが・・・


ただ、今まで課題だった規律についてはかなり改善されてきており、ペレナラがよりフィットしてくると、長年の課題が改善されるのか? 


どのチームともいい試合をする力があるだけに、どのチームも侮れないでしょう。


ホンダ


三重ホンダヒート

昨年1勝のチームが初戦から連勝。

何と言っても、FW周りの圧力があり、相手に思わしい攻撃をさせないディフェンス力がついてきました。

また、ブレイクされた後もしっかり組織的に対応していく力もつき、耐えられるようになってきています。


そこに、SOに加入したヴニポラ、中尾、SHの土英と北條がしっかりと試合をコントロールし、マテーラが獅子奮迅の働きをしながら、去年は物足りなかったアタックにいては、レメキが完全にインパクトを与えてくれている。いるだけで、勇気の出るプレーヤーですね。


セットプレー、FW周りは埼玉にもクボタにも食らいついており、向こう側のカンファレンスとも痺れる試合を演じてくれるのでは。


ただ、中盤以降、チームとしてのスタミナ、選手層がどうか。

すでにモスタートが離脱していますが、怪我人が出始めた時なども心配です。


何にしても、フロントの積極的、本気の補強と、キアラン・クローリーの2期目、どのチームにとっても侮れないチームが出来上がってきております。


浦安


浦安DーROCKS

昇格初年度のチームにはきついですよね。。今のD1は。

浦安はメンバー揃っていますし、決定力のあるランナーも多いですが、静岡戦などは、壊滅してしまっていました。


が、そこから、確実にチームは巻き返しています。


特に、接点周りが強い! スクラム、ラインアウト、接点の攻防、どれをとっても、よく見れば役者が揃っていますので、リーグの強度に慣れてきたことで、ここは極度に負けなくなってきています。


東芝戦などは、あわや、というところまで来ています。


ただ、神戸戦でも見た通り、後半の終盤などはチームとして力が落ちがちですし、この強度で行ったときのリーグ戦中盤以降の対応力や選手層も不安です。


向こう側のカンファフェンスは強敵ばかりですので、まずは1勝したいところですが。。 4節、5節の試合ができれば、1、2つは勝てる時があるように思います。




この中では、やはり静岡とホンダに注目です。静岡は埼玉に強いところがあるので、そこに期待したいですし、ホンダは、向こう側のカンファレンスに対しては、さらにいくつか星を拾えるのではないかとも思います。特に、ホンダは昨年東芝にかなり善戦しており、東芝との一戦は楽しなところです。





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